入社して4カ月目でAWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイトに合格できた話

入社して4カ月目でAWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイトに合格できた話

Clock Icon2019.12.12

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

水上といいます。

名古屋がもうまるまる一年前と気づいて人生の短さに戦慄してます。

2019年11月30日にAWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイトに合格したのでレポートを書きます。インターネットには様々な合格記があり、私も受験前に大変参考にさせていただきました。このレポートもこれから受ける方の参考に少しでもなれば幸いです。

内容としては

・本試験の難易度の所感

・テスト当日、テストセンターの様子

・どこを要点に勉強すべきと思ったか

を書いていこうと思います。

合格時のスコア

最初に合格時の点数と直前の公式模擬試験のスコアを記載します。

模擬試験

総合スコア: 80%

トピックレベルスコア:
1.0  Design Resilient Architectures: 88%
2.0  Define Performant Architectures: 57%
3.0  Specify Secure Applications and Architectures: 100%
4.0  Design Cost-Optimized Architectures: 50%
5.0  Define Operationally-Excellent Architectures: 100%

本試験

スコア:804/1000

分野 1: 回復性の高いアーキテクチャを設計する:十分な知識を有する
分野 2: パフォーマンスに優れたアーキテクチャを定義する:十分な知識を有する
分野 3: セキュアなアプリケーションおよびアーキテクチャを規定する:十分な知識を有する
分野 4: コスト最適化アーキテクチャを設計する:十分な知識を有する
分野 5: オペレーショナルエクセレンスを備えたアーキテクチャを定義する:十分な知識を有する

本試験の問題を見た感想

結果的には模擬試験と同じくらいのスコアで合格できました!本試験は模擬より難しいと聞いていたので90%くらいとれないと合格できないのかと思ってました。

受験前はWEB問題集、対策本、udemyなどでサンプル問題を見ましたが、やはり公式の模擬試験が一番本番に近いと思いました。2000円かかりますがお勧めです。

10問だけですがAWS公式が出しているサンプル問題は無料で見られる貴重な情報なのでもしご覧になっていない方がいましたら必ずチェックするようにしましょう。(SAAのサンプル問題は日本語なので…!)

 

AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト

試験会場について

ピアソンVUEから新宿エルタワーのテストセンターを選択しました。概ね以下の流れで受験しました。

  1. 試験会場に到着する。開始15分前には来いとメールに書かれていたので20分ほど前についた。
  2. 受付をしてもらう。試験にあたっての同意書を書いくれと言われる。提出してしばらく待つと2種類の本人証明書類を出すように言われる。(運転免許証とクレジットカードを出した)
  3. 本人確認が済んだらWEBカメラのようなもので写真撮影を行う。ロッカーの鍵を渡されるので免許証以外の荷物はすべてしまう。
  4. ロッカーの鍵と免許証を持って受付に行く。メモ用のボードとペンが渡される。花粉症とかでポケットティッシュが欲しい人はここで言えばテストセンターが用意したものをくれるらしい。テスト用のPCの前に案内され自分の名前が表示されてるのを確認したら自分のタイミングで試験を開始する。
  5. 試験開始。横にブザーがありなにかトラブルがあった時は押すとテストセンターの人が来てくれるみたいだった。
  6. テストが終了したらアンケートの画面になる。回答後に試験の結果が表示される。
  7. 退室して受付に行きボードを返却、試験終了後にまた同意書にサインをする。
  8. ロッカーから荷物を出して帰る。

AWSの試験は遠隔監視や英語チャットがあると聞いていましたが特にそういうことはなく試験に集中できました。次回も同じテストセンターにしようと思います。

勉強時に心がけたとこと

あまり細かい設定や構築手順よりはAWSのサービスを活用して課題を解決していく問題が多いと感じました。

問題文から何に対する理解を問われているか読み解くことが大事だと思います。

ベストプラクティスを読む

問題自体が全体的にAWSの提示しているベストプラクティスを理解していることが重要になります。

問題文をよく読んで課題になっているポイントを解決できるサービスが選択できていればあまり間違えることはないのかなと感じました。

・運用コスト
⇒インフラ管理の手間を減らしたい場合はマネージドサービスが有効
・可用性
⇒マルチAZ、マネージドサービスの使用など
・スケーラビリティ
⇒Auto Scaling、リードレプリカなど

似ているモノの違いを意識する

学習をはじめた頃に個人的にかなり混同していたというか、違いがわかっていなかったものを挙げてみます。

この辺を整理できていると解答できる問題がかなり増えたように感じました。

データベース系のサービス

・RDS
マネージドなRDBMSサービス
キーワード:データベースサービス、マネージド

・Aurora
Amazonがクラウド向けに構築したデータベース、パフォーマンス・耐久性・可用性に優れている
キーワード:MySQL・PostgreSQL互換、クラスターエンドポイント、パフォーマンス

・ElastiCache
インメモリデータベース
キーワード:キャッシュ、Redis、Memcached

・Redshift
データウェアハウス
キーワード:データ分析、ペタバイト規模

・DynamoDB
マネージドなNoSQLサービス
キーワード:key-valueストア、低レイテンシ、スケールアウト

セキュリティグループとネットワークACL

以下のAWS公式のスライドが参考になりましたので引用します。

ネットワークACLでポリシーに沿った設定を緩く作成し、セキュリティグループで都度必要な通信のみ許可するといった使用が想定されているのかなと思いました。

CloudFormationとElastic Beanstalk

どちらも環境構築の自動化で、公式FAQに書かれているくらいには混同する方が多いのかなと思いました。(少なくとも私は混同しました)

AWS CloudFormation のよくある質問

Q: AWS CloudFormation と AWS Elastic Beanstalk はどのように異なるのですか?

これらのサービスは互いに補完するように設計されています。AWS Elastic Beanstalk は、クラウドでアプリケーションを簡単にデプロイおよび実行できる環境を提供します。AWS CloudFormation は開発者用ツールと統合しており、「ワンストップ」でアプリケーションのライフサイクルを管理できます。AWS CloudFormation は、広範にわたる AWS およびサードパーティのリソースのための便利なプロビジョニングメカニズムです。既存のエンタープライズアプリケーション、レガシーアプリケーション、様々な AWS リソースを使って構築したアプリケーション、およびコンテナベースのソリューション (AWS Elastic Beanstalk を使用して構築したものを含む) など、様々なタイプのアプリケーションのインフラストラクチャに対するニーズを満たします。

AWS CloudFormation は、AWS リソースタイプの 1 つとして Elastic Beanstalk アプリケーション環境をサポートしています。これにより、例えば、AWS Elastic Beanstalk がホストするアプリケーションを、アプリケーションデータの格納のために RDS データベースと一緒に作成/管理できます。RDS インスタンスだけでなく、サポートされている他の AWS リソースをグループに追加することもできます。

Beanstalkはアプリケーションから環境を自動で構築してくれる。CloudFormationはテンプレートからリソースを構築してくれると理解しました。

VPCのFAQやBlackBeltを読む

トラフィックをインターネットに出ないように制御する、NATゲートウェイを使ってプライベートサブネットからインターネットにアクセスするなどVPCの理解を問う問題が多く出題された印象です。

公式の資料が膨大なのでどれに目を通せばいいかわからなくなりますが、VPCのFAQやBlack BeltでVPC関連のスライドは重点的に読んでおいたほうがいいかと思います。

おわり

本試験はけっこうナーバスになりながらの受験で、合格と見たときはかなりホッとしました。

最大5営業日で認定アカウントにも結果が反映されるよという案内だったのですが、翌朝くらいに反映された旨のメールが届いてました。

今回受験したSAAは2018年2月に改訂された試験でしたが、2020年3月にまた更新が予定されているようです。

近日公開の AWS 認定

これから受験される方はご注意ください。そして新試験リリース後の試験レポお待ちしてます。(2年後の再認定の時きっと参考にします)

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.